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安田雄大《花の音》

安田雄大《花の音》
作品番号
20240856
価格(税込)
99,000
(うち消費税相当額 ¥9,000)
頒布グループ(申込期間)
2024年8月号特集「コレクション事始め」より61点(2024/07/20〜)
規格
オリジナル額付  49×41cm 板に油彩
廃屋に惹かれます。捨てられたもの。必要とされなくなったもの。かつてそこにあったであろう人々の暮らし。家のまわりでは花々が風に吹かれて話し声のような音をたてています。あの頃と同じように。(安田)

【画廊街に登場した個性派】
大切なものを取り戻すために

 安田雄大は、おもに風景画を手がける画家。今年2月に銀座のぎゃらりぃ朋で初個展を開催。その幻想的かつ個性的な作風がコレクターに支持された。わかりやすく類型的な表現が多くを占める中、画廊街に久しぶりに現れた個性派と言えるかもしれない。
「おもに風景画を描いていますが、現実の世界をそのまま写生することはなく、自分の心の景色を描きたいと思っています」
 現代に生きる我々の多くは、科学的な考えに基づいた暮らしをしており、客観的に計算・計測できるものを現実として認める。しかし、安田は〈この世界は必ずしも証明できるものだけで成り立っているのでない〉と考え、己の真実を絵にする。その根底には「近代になって人間が捨ててしまったものを少しずつ取り戻していくことが、これからの時代に必要」という強い思いがあるそうだ。

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年8月7日(水)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
作家名
Yudai YASUDA
安田雄大
経歴
やすだ・ゆうだい
1987年生まれ。武蔵野美術学園卒業。2024年2月ぎゃらりぃ朋にて個展。
展示予定
開催中~ 8/18・「日本画の極みを目指して─未来を担う東海の作家たち」(平野美術館・静岡)
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