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田口果歩《銀河鉄道はここに》

田口果歩《銀河鉄道はここに》
作品番号
24120005
価格(税込)
286,000
(うち消費税相当額 ¥26,000)
頒布グループ(申込期間)
ネクストブレイク 30作家の50点(2024/11/20〜)
規格
(額なし) 30F(72.7×91cm) 高知麻紙、水干絵具、岩絵具、胡粉
日展日本画の中核を担う長谷川喜久の推し!

「複雑な情感を重ね合わせるミニマルな線と意外な面分割」


 田口さんの作品を観る度、人が表出する感情表現はその奥に存在している複雑で微妙に動く気持ちのあり方に比べると量が少なく、いかに人にとって内面性が大切であるかということを改めて感じさせられます。形態同士をレイヤーさせ、その重なりによって生まれる面の展開を効果的に使う作風ですが、実は画面上重ね合わせているものは形だけに留まらず、情感と存在をもレイヤーさせていると言えるでしょう。
 構成や色感に於いては勿論の事、線描に対するこだわりの中にも作者の強い個性が顕著に表れています。画面上の線表現は絞り込まれた結果ミニマルな形となり引かれたものである為、鑑賞者はそこに精錬された美しさを感じます。
 その線区分に虚実や多時間軸という意味を持たせながら、私たちが日常使っている形ではない意外性の強い面分割の魅力を描き出すことができる田口さんは、日本画の次世代を担う作家だと思います。 (長谷川)


日常で生じる疑問や気づきを題材に制作しています。移ろう季節や何気ない会話の中にある小さな変化を大切にしています。《歌い続けよう》では、線と面に描写を分け、画面の動きを意識して制作しました。《銀河鉄道はここに》には、モチーフを組み合わせた独自のレイヤー表現を取り入れました。(田口)


【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年12月10日(火)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
作家名
Kaho TAGUCHI
田口果歩
経歴
2001年岐阜県生まれ。23年「CBC翔け!二十歳の記憶展」中日新聞社賞受賞。24年FACE2024入選。卒業制作優秀賞。ぎゃらりぃ朋(銀座)にて個展。名古屋芸術大学大学院在学中。
展示予定
11月20日~ 26日・松坂屋名古屋店「artists N,G,Y 2024」に出品/ 2025年4月・佐藤美術館「迷うくじら」展出品。
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