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野村日向《灯》

野村日向《灯》
作品番号
24120013
価格(税込)
100,000
(うち消費税相当額 ¥9,091)
頒布グループ(申込期間)
ネクストブレイク 30作家の50点(2024/11/20〜)
規格
(額付) 10F(45.5×53cm) 油彩、キャンバス
現代写実の旗手・塩谷亮の推し!

「演劇的演出と死生観を投影人間の深淵を覗くような群像画」

 まだ大学院在籍ながら、圧倒的な表現力の持ち主である。学部時代から具象表現の可能性を多角的に探っており、卒業制作では150号3枚を連ねた人間の深淵を覗くような超大作を発表し話題を呼んだ。
 西洋の古典に基づいた表象的な裸体像のほかに、現代社会の一面をストレートに表現した作品もあり、いずれも優れた構成力によって鑑賞者に訴えかけてくる。
 以前は顔を隠し、人体を変容させた有機的なフォルムによる絵作りが多かったが、近年はより人間の内面に興味が移行しているのだろうか。多様な表情を描き分けながら演劇的な演出と相まって、自身の死生観を投影しているように見受けられる。
 また、群像を主要モチーフとする作家としても注目している。古今東西で群像画は描かれてきたが、日本の洋画界では宗教画の歴史がないこともあってか馴染みが薄く、現代において描く作家は意外と少ない。野村君の探求心や更なる筆力の向上によって、新たな仕事が見られることを楽しみにしている。(塩谷)


死の恐怖に晒されながらも生きることを受け入れられるように制作をしています。瞼にメイクが施された群像を扱う本作は、生きるということをフィクションとして人々に演じていただいてます。(野村)


【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年12月10日(火)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
作家名
Hinata NOMURA
野村日向
経歴
2001年東京都生まれ。22年美術新人賞デビュー入選。23年雪梁舎フィレンツェ賞展入選。24年日本大学芸術学部卒業。現在、日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程造形芸術専攻在学。
展示予定
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