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満原利奈《→武装》

満原利奈《→武装》
作品番号
24120015
価格(税込)
110,000
(うち消費税相当額 ¥10,000)
頒布グループ(申込期間)
ネクストブレイク 30作家の50点(2024/11/20〜)
規格
(額なし) 4F(33.3×24.2cm) 麻紙、典具帖紙、純金箔、岩絵具
@アーティストになろうを主宰する丸山勉の推し!

「あっけらかんと本音で語りかける不思議な存在感」


 京都生まれの満原利奈が描く日本画作品には、不思議な存在感がある。近年、制作拠点も東京近郊に移り、環境の変化に戸惑いながらも着実な歩みを進めている。これまで取り組んでいた女性像に加え、猫の作品でも人気が出始めている。
 満原作品の魅力は、特徴的な線の強さ。迷うことなく引かれる線は、作者の意志の表れであり、描かれた人物の人格まで示唆する表現となっている。加えてカジュアルなファッションや印象的なメイクが人物表現を引き立たせ、ある種のメタファーとして鑑賞者に訴求する。
 漂白された時代とも言える今日に於いて、人々は本音を隠し建前と正論で息苦しさを感じている。そういう社会の中で、満原利奈の描く人物は、あっけらかんと本音で語りかけてくれるような印象でユニークだ。最近描いている「猫」も、肉球だけの作品であったり、リアクションの大きな場面であったり、切り口が面白い。
 伝統的な表現の先に満原作品の展開を期待し、NEXTブレイクの可能性を信じたい。(丸山)


見た人が元気になる絵を描きたいと思い、純金箔を下地や装飾に使用しています。元気な時には活力を、しんどい時には暖かさを、浮き沈みのある人の心に純金の輝きはいつでも寄り添ってくれると思うからです。ミュシャやクリムトが日本美術の装飾に影響をうけたように、私なりのジャポニスムを目指しています。(満原)


【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年12月10日(火)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
作家名
Rina MITSUHARA
満原利奈
経歴
1992年京都府生まれ。2017年京都市立芸術大学大学院日本画領域修了。24年KOBE ART MARCHE、OSAKAARTFES HANSHIN出品。
展示予定
12月2日~ 7日・関西画廊「大阪@アーティストになろう」展、2025年1月29日~ 2月4日・松坂屋上野店「2025年@アーティストになろう」展に参加。2025年11月・あべのハルカス近鉄本店にて個展。
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