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松原怜之《みつめるということ》

松原怜之《みつめるということ》
作品番号
24120019
価格(税込)
300,000
(うち消費税相当額 ¥27,273)
頒布グループ(申込期間)
ネクストブレイク 30作家の50点(2024/11/20〜)
規格
(額なし) 30F(91×72.7cm) 油彩、鉛筆、キャンバス
静物画の実力派・石田淳一の推し!

「愚直にストイックに目前の出来事を描写し続ける」

 松原怜之さんは学部生の時に私が指導をした卒業生の1人です。今年の卒業制作では非常に高い評価を得ていました。そんな松原さんの制作スタイルはひたすらモチーフと向き合って絵の具を重ねていく愚直なものでした。しかしこの様な制作姿勢を続けていくのには、ある種のストイックさが必要かと思われます。
 生のモチーフを見て描くときにはモチーフの変化に合わせて絵の中でも動かして描いたり、ある程度完成度のある画面でも本人が納得の行かない場合には躊躇なく絵の具を被せていく様子が印象に残っています。
 出来上がっていく絵画と目の前の物事との折り合いを付けることの困難さ。それに真面目に向き合う松原さんの制作姿勢には、見守りたいと思わせる何かがある様に感じます。
(石田)

眼前の出来事に向き合い、絵画の制作で追体験することで真の意味でのリアリズムに迫りたいです。《みつめるということ》は、左右の微妙な違いや経年変化から、椅子の存在感を感じてほしいです。(松原)

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年12月10日(火)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
作家名
Reno MATSUBARA
松原怜之
経歴
2001年東京都生まれ。24年日本大学芸術学部卒業。23年二紀展入選。美術新人賞デビュー2023入選。未来展(日動画廊)出品。24年昭和会展(日動画廊)入選。上野の森美術館大賞展入選。
展示予定
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