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柴トラ夏子《柴犬と猫 木の生えた家》

柴トラ夏子《柴犬と猫 木の生えた家》
作品番号
24120029
価格(税込)
132,000
(うち消費税相当額 ¥12,000)
頒布グループ(申込期間)
ネクストブレイク 30作家の50点(2024/11/20〜)
規格
(額なし) 10P(53×41cm) 水干絵具、胡粉、岩絵具、雲肌麻紙
「C-DEPOT」代表・金丸悠児の推し!

「柴犬とトラネコが誘う懐かしい街への旅」

 柴トラ夏子さんご本人と知り合ったのはつい最近のことなのですが、作品はだいぶ前から知っていて注目していました。数年前、私が審査員を務める「IAG AWARDS」で初めて作品を観たときの第一印象は「この絵好きだなぁ」でした。その後も展覧会で作品を拝見するたび「やっぱりいいなぁ」という感想に変わることがなく、この機会にたくさんの人に作家のことを知ってもらうべく推薦させていただくことにしました。
 作品には柴犬と猫が画面のどこかにマスコット的に登場しており、作者自身を投影しているようにも、鑑賞者を表しているようにも感じ取れます。描かれた街は実在する場所にもかかわらず、どこかおぼろげで色褪せており、乗り物は白く塗りつぶされていて街を歩く人々は影のように黒く透けている、まるで記憶の中の心象風景に迷い込んだような感覚を覚えます。
 柴トラさんの作品がなぜ自分の琴線に触れたのか、それは「上手さ」を極力感じさせず、観るものの郷愁にうったえかける色彩と形、それでいて古さを感じさせないセンスの良さ。私はそういう作品が好きなようです。(金丸)


街の絵、とくに駅周辺をテーマに描くことが多いです。人や車が行き交う暮らしの風景を見ていると心が安らぎ、ワクワクし、切なくなります。心動いた風景の「好き」ポイントを詰め込んで描き起こしています。絵には小さく柴犬と猫のコンビが居ます。二人と一緒に旅するように絵を楽しんでいただければ嬉しいです。(柴トラ)


【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年12月10日(火)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
作家名
Natsuko SHIBATORA
柴トラ夏子
経歴
1994年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学大学院日本画コース修了。IAG AWARDS 2021豊島区長賞、八犬堂賞受賞。23年個展「柴犬とトラネコ はじまりの街」(熊谷守一美術館)開催。
展示予定
12月25日~ 2025年1月7日・伊勢丹新宿店6階アートギャラリー「アートのチカラ」に出品/ 2025年1月22日~ 2月2日・ピカレスクギャラリー(代々木)にて個展。
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