ishiko《透明な夜》
ishiko《透明な夜》
- 作品番号
- 24120044
- 価格(税込)
- ¥96,000
(うち消費税相当額 ¥8,727) - 頒布グループ(申込期間)
- ネクストブレイク 30作家の50点(2024/11/20〜)
- 規格
- (額付) 8F(37.9×45.5cm) 胡粉、岩絵具、麻紙
編集部の推し!
「丁寧な描写で紡ぐ未知の風景」
一体ここはどこなのか? 空中庭園のような空間に、ポットのような不思議な形をした船と、タイルのようなマス目。〈美術新人賞デビュー2022〉準グランプリを受賞した作品《生きた船》のことをよく覚えている。モチーフについて尋ねると、タイルに見えたのは、「植物園の花壇」からヒントを得たという。誰もが見逃してしまう何気ない場面を掬い上げる、豊かな視点と瑞々しい感性がishikoさんの魅力だろう。じっくりと画面と向き合い、頭に浮かぶイメージを丁寧に絵にしていく。それは作家にしか生み出すことのできない、誰も見たことがない風景。
「展示する機会を増やしたい」と制作を続け、初個展となった23年の受賞記念展以降もグループ展に積極的に参加。来春には2回目の個展を控えている。一歩一歩確実に作家としてのキャリアを歩むishikoさん。これからも独自の風景を描き続けて欲しい。(T)
ふと印象に残った風景と、その繋がりで生まれた感覚を重ね、イメージを膨らますように絵にしています。先のわからない不安や焦りに縛られ、視野が狭くなってしまうこともありますが、自分の視界を越えて、心がときほぐされていくような、見え方の広がるきっかけを拾えるよう意識して制作しています。(ishiko)
【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年12月10日(火)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
- 作家名
- ishiko
ishiko - 経歴
- 1995年宮城県生まれ、栃木県育ち。2021年武蔵野美術大学修士課程日本画専攻修了。22年美術新人賞デビュー2022準グランプリ受賞。23年初個展(銀座・ギャラリー和田)。グループ展多数。
- 展示予定
- 2025年3月・始弘画廊(表参道)にて個展。