外山寛子 《咲くこと》
外山寛子 《咲くこと》
- 作品番号
- 25070008
- 価格(税込)
- ¥264,000
(うち消費税相当額 ¥24,000) - 頒布グループ(申込期間)
- 2025年7月号「いま買うべき、この一枚」(2025/06/19〜2025/07/10)
- 規格
- (額付) 6M(40.9×24.3cm) 麻紙、岩絵具、新和箔
伝統と革新が織りなす詩情
伝統的な日本画の技法を基盤としながらも、現代的な感性を取り入れた独自の表現を特徴とする外山寛子。自然の風景や日常の情景を題材に、繊細な色彩と柔らかな筆致で描かれたその作品は、観る者に静謐で深い感動を与える。また、素材や技法に対する探求心も強く、伝統と革新を融合させた作品づくりを続ける。4月に開催されたアートフェア東武2025では22点中9点が売約に。今後の活躍がますます期待される日本画家の一人。
掲載の《咲くこと》は、青の雲を使い、夏の爽やかさや朝顔の瑞々しさを表現した作品。モンシロチョウには、命の再生の意味が込められる。ルリビタキのつがいと、山吹の花を黒箔に表現した《一等星》は、星が輝く夜の穏やかな時間の中で、寄り添うことのあたたかさを物語のように表現した作品。
「雲」は、古来より屏風や絵巻物に重要なモチーフとして用いられてきました。「雲」は時間の流れや空間の区切りをつける役割を果たし、さらには装飾性や縁起物として用いられます。外山先生はその「雲」をふんだんに取り入れ、雲間に生き物や植物の命を華やかに表現されています。まるで人生のエネルギーが満ちているような素晴らしさが作品に宿るようです。(大雅堂)
【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年7月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
- 作家名
- Hiroko TOYAMA
外山寛子 - 経歴
- 1984年宮崎県生まれ。2010年京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)日本画コース卒業。卒業制作展学長賞・千住賞。11年日本画芸術センター絵画公募展金賞。12年康耀堂美術館賞作品買い上げ。15年琳派400年記念新鋭選抜展日本経済新聞京都支局賞。23年金屏風春夏秋冬制作(株式会社SGC)、松陰芸術賞。24年壁画制作(エスパシオナゴヤキャッスルホテル披露宴会場・愛知)。師・千住博。
- 展示予定