新埜康平 《mountain echo Yamabiko #3》
新埜康平 《mountain echo Yamabiko #3》
- 作品番号
- 25070009
- 価格(税込)
- ¥158,400
(うち消費税相当額 ¥14,400) - 頒布グループ(申込期間)
- 2025年7月号「いま買うべき、この一枚」(2025/06/19〜2025/07/10)
- 規格
- (額なし) 8S(45×45cm) 顔料、膠 、和紙
「ストリート×日本画」という挑戦
新埜康平は、1990年生まれの現代アーティスト。東京を拠点に活動し、膠や和紙、顔料といった日本画の伝統的な技法を基盤に、滲みやたらし込みといった表現を融合させた独自のスタイルを確立している。そのコンセプトは「ストリート×日本画」。日本画の静謐さとストリート・カルチャーのエネルギーを掛け合わせた作品は、現代的な感性と伝統技法が交錯する稀有な表現として注目される。
日常のひとコマを、映画のワンシーンのように切り取る手法も印象的だ。画面内に配された枠は、誰もが無意識に行っている〈記憶のフレーミング〉を、漫画や絵コンテのコマ割りのように可視化したものであり、そこにも彼ならではの視点が光る。
これまでに「ART MARKETTENNOZ 2024」「3331 ART FAIR2021」「ONE ART Taipei 2025」など、国内外のアートフェアに多数参加。近年では、DeNA が運営する「Kawasaki Spark」において、高さ8メートルの大型作品を手がけるなど、スケールの大きな挑戦も展開している。いま最も注目すべきアーティストのひとりだ。
新埜康平は、日本画の伝統技法を基盤としながら、現代の視点で風景や自然との対話を試みる作家です。《mountain echo Yamabiko #3》では、山に響くこだまのような“ 残響” を画面に定着させ、自然の記憶や気配を描き出しています。和紙や岩絵具といった素材が本来持つ「山の恵み」への敬意も作品に込められ、滲みや余白といった日本画特有の表現が、静謐で深遠な空間を生み出します。時間とともに変化する素材の美しさを受け入れるその姿勢は、日本画の新たな可能性を示しています。(Gallery Seek・塩野秀樹)
【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年7月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
- 作家名
- Kohei ARANO
新埜康平 - 経歴
- 1990年東京都生まれ。2023年第1回 Idemitsu Art Award( 旧シェル美術賞) 入選、metasequoia2023 笹貫淳子賞、Independent Tokyo 2023 小山登美夫賞。渋谷パルコ、SAN BANCHO GALLERYで個展のほか、国内外のアートフェアに出展。
- 展示予定