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水谷真弥子 《つらなる花》

水谷真弥子 《つらなる花》
作品番号
25070034
価格(税込)
145,200
(うち消費税相当額 ¥13,200)
頒布グループ(申込期間)
2025年7月号「いま買うべき、この一枚」(2025/06/19〜2025/07/10)
規格
(額なし) 20P(53.0×72.7cm) 油彩、キャンバス
塩谷亮の「推し!」
自然と心を重ねる画家

水谷真弥子は武蔵野美術大学在学時より、一貫して自然や植物を主題とした制作に取り組み、その表現を深めてきた。自然への優しいまなざしと慈しみに満ちた作品群は、柔らかな色彩と繊細な絵肌によって、静謐で詩的な世界を紡ぎ出している。草花などの具象的なモチーフは、観察をもとに純化、平面化され、抽象性を帯びたイメージとして再構成されており、現実と幻想のあわいにた
たずむような造形空間が魅力だ。麻布の目を活かした画面には、織物を思わせるような重層的な色彩が積み重なり、記憶や時間の堆積を想起させる豊かな奥行きがある。筆致のひとつひとつに画家の思索と感情がにじみ、あたたかなマチエールとなって画面に息づいている。見る者の感性に寄り添い、深い余韻を残す作品である。(しおたに・りょう 洋画家)


生活の中で見つけた身近な自然をモチーフに、日々刻々と変化する日常の中にある、ふと心を動かされるような美しさからインスピレーションを受け、油絵を描いています。キャンバスの凹凸を活かしながら絵具を重ねていくことで、淡い色彩と独自の質感で味わい深い画面になるように制作しています。(水谷)


【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年7月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
作家名
Mayako MIZUTANI
水谷真弥子
経歴
1989年千葉県生まれ。2011年武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。13年同大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。space2*3(日本橋)、ちばぎんひまわりギャラリー(日本橋)などで個展のほか、グループ展多数。
展示予定
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