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伊藤歩生 《なかまたち》

伊藤歩生 《なかまたち》
作品番号
25070038
価格(税込)
121,000
(うち消費税相当額 ¥11,000)
頒布グループ(申込期間)
2025年7月号「いま買うべき、この一枚」(2025/06/19〜2025/07/10)
規格
(額なし) 10F(45.5×53.0cm) 紙本彩色
長谷川喜久の「推し!」
今年、日春展に初入選。心に染みこむ日本画作品

伊藤さんの作品からは、感情の位置が喜怒哀楽の幅に於いてどこに存在しているかが明確に伝わってきます。同時にそれを作者の視線の温かさによって観る者へゆっくり染み込ませる力も持っているようです。画風による魅力は伊藤さん自身の中にある対象への慈しみ、優しさといったきわめて私的な要素から成り立っているものだと思われます。 
作品の表現としては先ず、盛り上げられた線の表情と水による作用の大きい絵具の扱いが印象として残りますが、これ等が単なる画面効果として使われているのではなく、作者の気持ちを具現化するため、どうしても必要であるという理由で選ばれている点が、内容の強さに繋がっているのでしょう。 本来形を持たない「情感」に、視覚的認識ができる姿を与えている伊藤作品をより多くの方々の心で感じていただきたいと願っています。(はせがわ・よしひさ 日本画家)

自分と身の回りが緩やかに変化しながら過ぎていく日々の中で、日常生活の愛おしい瞬間や惹かれたものを描きとめたいと考えています。心地の良い線と色や質感に、モチーフに込めた自分の思いをのせて表現しています。(伊藤)


【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年7月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
作家名
Aoi ITO
伊藤歩生
経歴
愛知県出身。2021 年「迷うくじら」名古屋芸術大学日本画コース選抜展 (佐藤美術館 同23年、25年)。23年 第8回石本正日本画大賞展 入選。24年名古屋芸術大学日本画コース卒業、伊藤歩生日本画個展「まあるい日」(銀座・鈴画廊)。25年第59回日春展初入選。現在、名古屋芸術大学大学院美術研究科日本画制作修士課程在学中。
展示予定
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