大島利佳　《白い輝き》

作品番号

25070042

価格（税込）

￥220,000
（うち消費税相当額 ￥20,000）

頒布グループ（申込期間）

2025年7月号「いま買うべき、この一枚」（2025/06/19〜2025/07/10）

規格

（額付）　 8F（45.5×38.0cm）　アクリル絵具、岩絵具、水干、金箔、和紙

幸福を描く、色と質感の魔法

大島利佳は、1995年生まれの若手作家。東京藝術大学美術学部デザイン科および同大学大学院デザイン科第8研究室を修了。人物の表情の豊かさ、面白さ、柔らかさに着目し、「幸福」をテーマに、おもに人物や縁起物をモチーフとした作品を制作している。　
大島の作品は、アクリル絵具を基調に、水干や岩絵具などの日本画材を組み合わせて描かれる。特に唇には岩絵具を用いることで、鮮やかで質感のある表現を追求。また、髪の毛には細い筆を使って7色程度のグラデーションを施し、柔らかさと立体感を演出する。さらに輪郭線をあえて省略することで、肉感や柔らかい表情を引き立てる手法もその特徴。この表現技法により、人物の表情や感情がより豊かに伝わる作品となっている。


彼女の作品には、幼さやあどけなさが残る少女が多く登場します。これは、表情の変化がわかりやすく、柔らかい表情を作り出すことに魅力を感じているためです。また、縁起物や言い伝え、花言葉などをリサーチし、ポジティブな意味を持つモチーフを取り入れることで、「人の幸福」をテーマにした作品を制作しています。（画廊大千・植松和美）

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年7月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】