岡﨑実央 《BOSTON CRAB #04》
岡﨑実央 《BOSTON CRAB #04》
- 作品番号
- 25070049
- 価格(税込)
- ¥198,000
(うち消費税相当額 ¥18,000) - 頒布グループ(申込期間)
- 2025年7月号「いま買うべき、この一枚」(2025/06/19〜2025/07/10)
- 規格
- (額なし) 32.0×32.0cm アクリル、キャンバス
プロレス×キュビズム
岡﨑実央は、プロレスを題材にしたアート作品で注目を集める画家。大学を卒業後、プロレス専門誌『週刊プロレス』編集部に入社。在学中からプロレスを主題としたアート制作に取り組み、キュビズムの手法を応用したアクリル画を中心に、プロダクトやパッケージデザインなど立体表現にも領域を広げてきた。その活動は、既存の美術ジャンルに収まりきらない、画廊街における異色の存在として際立っている。
2021年、アクリル画《キャメルクラッチ》が新人発掘コンペティション「ARTIST NEW GATE」において中島健太賞およびリキックス賞をダブル受賞。同年6月にベースボール・マガジン社を退職し、その後約1年間のアメリカ滞在を経て、プロレスをモチーフにした作品群の制作を本格化させた。個展「Rings」では、プロレス技の動きや力学的構造をアートとして再構築し、多くの鑑賞者に衝撃を与えた。
《BSTON CRAB》は仰向けの相手の両脚を抱え、うつ伏せに返して背中と腰を極限まで反らせるクラシカルな関節技。シンプルながら強烈な迫力を持ち、技が深く極まるほどに観客の興奮は高まる。肉体のねじれと緊張がプロレスの原点的な力強さと美学を体現している。
プロレスや格闘技の試合を、360度から観客が囲むリングの構造に着目し、それぞれの視点に宿る迫力や美しさをキュビズムの手法で描き出すアーティストです。写真や映像では伝えきれない動きや熱狂、歓声までをも画面に刻み込み、プロレスへの深い愛を作品全体に封じ込めています。(ARTIST NEW GATE 事務局・塩野秀樹)
【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年7月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
- 作家名
- Mio OKAZAKI
岡﨑実央 - 経歴
- 1995年北海道札幌市生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業後、株式会社ベースボール・マガジン社週刊プロレス編集部に就職。アートとプロレスをかけ合わせた不定期連載「闘藝」を担当。現在は退職し、プロレスをモチーフとした作品を多く制作。2019年武蔵野美術大学卒業制作優秀賞受賞。21年第1回 ARTIST NEW GATE 中島健太賞&リキテックス賞受賞。23年週刊プロレス40周年記念Tシャツデザイン。24年METROCK’24スクラッチTシャツデザイン、アントニオ猪木コラボ作品制作。
- 展示予定