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木下理子 《electron #3》

木下理子 《electron #3》
作品番号
25070058
価格(税込)
104,500
(うち消費税相当額 ¥9,500)
頒布グループ(申込期間)
2025年7月号「いま買うべき、この一枚」(2025/06/19〜2025/07/10)
規格
(額付) 76×56cm サイアノタイプ、アルミテープ、紙
国内外で静かな熱狂を呼ぶ
宇宙から届いた光の痕跡

 
CAF賞2019、群馬青年ビエンナーレ2021、VOCA2024に入選するなど、着実に注目を集め活動の幅をグローバルに広げている木下理子。近年は国内のみならず海外での個展を開催するなど、国内外から注目を集める。
水彩やサイアノタイプ(青写真)などの技法を用いたドローイング、アルミホイルなど身近にある様々なオブジェクトの素材特性を活かして展開されるインスタレーションまで制作は幅広い。重力、風、湿度、日光といった、作家のコントロールを超える自然現象によって形や見え方が変化する作品を「ドローイング」と捉え、日常で見落とされる些細な出来事を感知する「知覚装置」として展開している。
ここでは2020年から継続する〈curtain〉シリーズを含む3点を紹介。作家にとってカーテンは、その向こう側にある実態が投影され、遠くの自然や出来事を身近に引き寄せる装置。それを薄紙、針金、網、紙粘土などで遮光を施しながら、緩やかな線や文様が浮かび上がるサイアノタイプの光の痕跡で表す。
ひそやかながら確かな存在感を放つ作品は今後ますます目が離せない。


木下にとってサイアノタイプによる作品は、遠い宇宙から届いた光の粒子を影として紙に留める試み。それは触れられないもの/見えないものとの距離を繊細に保ちながら、世界の輪郭をそっと浮かび上がらせます。(GALLERY SCENA. /秋華洞・田中碧)

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年7月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
作家名
Riko KINOSHITA
木下理子
経歴
1994年東京都生まれ。2019年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了、CAF賞2019入選。21年群馬青年ビエンナーレ2021入選。24年VOCA2024入選。
展示予定
7月5日~ 19日・GALLERY SCENA.(六本木)のグループ展に参加。
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