芹澤マルガリータ 《Duvrovnik 04》
芹澤マルガリータ 《Duvrovnik 04》
- 作品番号
- 25070064
- 価格(税込)
- ¥154,000
(うち消費税相当額 ¥14,000) - 頒布グループ(申込期間)
- 2025年7月号「いま買うべき、この一枚」(2025/06/19〜2025/07/10)
- 規格
- (額なし) 10F(53.0×45.5cm) 膠、水干絵具、岩絵具、高知麻紙
FEI PURO ART AWARDミュージアム賞受賞(22年)
日本画材で表現する異国風景の郷愁
ロシア人の父と日本人の母の間に生まれた芹澤マルガリータ。ソビエト連邦崩壊の前に日本に移住し、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)で日本画を学んだ。作品を生み出す者にとって避けては通れないアイデンティティの問題で、芹澤には2つの国にルーツを持つこともまた重要な問題となった。日本画材で描くロシアをはじめとした海外風景を描いていくことで、ロシア、日本、どちらかに立ち位置を置くのではなく、どちらも、まずは目にして感動したものを描いていくことが自分の表現につながっていくのだと得心。そこから、芹澤の画家としての道のりがはじまったのだろう。美術新人賞デビュー2019入選を皮切りに、コンクール等の公募展で入選を果たしている芹澤。今後の展開に注目したい作家のひとり。
日本とロシアにルーツを持ち、郷愁を感じる風景を日本画材で描く芹澤マルガリータ。近年のモチーフは懐かしさや優しさを感じるクロアチアの街並み。また、日本画材にも注目し、絹や箔、極薄の和紙、岩絵具など素材とモチーフとの組み合せを追求。作品を観て旅心湧く気持ちと日本の伝統美を感じて欲しいと思います。(アートスペース羅針盤・岡崎こゆ)
【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年7月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
- 作家名
- Margarita SERIZAWA
芹澤マルガリータ - 経歴
- 1982年モスクワ生まれ。06年個展(ロシア国立極東大学博物館)。09年京都造形芸術大学大学院修了。13年個展(アートスペース羅針盤。16、19、21、23年)、ベネトンコレクション imado mundi 展/ Fondazione Querini Stampalia(ベネチア、イタリア)。19年美術新人賞デビュー2019入選。22年第1回FEI PURO ART AWARDミュージアム賞。
- 展示予定