齋藤愛未　《12月にやってきた猫》

作品番号

25120015

価格（税込）

￥330,000
（うち消費税相当額 ￥30,000）

頒布グループ（申込期間）

ネクストブレイク 最新作50点、一挙紹介（〜2025/12/10）

規格

（額付） 10F（45.5×53.0cm）　岩絵具、銀箔　2024年

院展の中核を担う　髙島圭史推し！
愛おしさと懐かしさの情景

　齋藤愛未さんは東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻日本画研究領域で博士号を取得し、現在、東京藝術大学日本画研究室で教育研究助手を務めています。学生の頃から院展に出品して入選を重ね、着実に実績を積み上げながら日本画について見識を深めています。

　齋藤さんの作品に描かれるモチーフは様々ですが、そのどれもが手触りのある現実のようにも、逆に遠い思い出の光景のようにも見え、画中のイメージに味わい深い豊かさを感じます。光の様相を丁寧に捉えて描いていること、岩絵具をたっぷりと使って絵の表面に小気味よい凹凸を作り出していること、それらが相まって、モチーフとそれにまつわる時間や物語が重なり合って感じられるのかもしれません。

　モチーフへの透徹した眼差しを持ち、作品を通して愛おしさや懐かしさ、畏れや好奇心といったフラジャイルな感覚を呼び起こしてくれる稀有な作家です。これからの活躍を確信しています。
（髙島）


　曖昧な記憶や、日常の中に埋もれていく小さなできごとを、そっと思い出すように描いています。（齋藤）

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年12月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】