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津村果奈

津村果奈
作品番号
25120018
価格(税込)
396,000
(うち消費税相当額 ¥36,000)
頒布グループ(申込期間)
ネクストブレイク 最新作50点、一挙紹介(〜2025/12/10)
規格
(額付) 12F(50.0×60.6cm) パネル、油彩 2024年
現代リアリズムのカリスマ 諏訪敦の推し!
古典の記憶と現代の青

 津村果奈は、古典絵画をベースにした静物画で急速に頭角をあらわしている新鋭だ。バロック期に盛んに描かれた豪華な食卓図や、通称「花のブリューゲル」とうたわれたヤン・ブリューゲル(父)を連想させるような豪華な花々など、いずれも高度な職人技を要求される仕事だが、これらは武蔵野美術大学在学中に絵画組成室で吸収した技術を、いかんなく発揮したものだ。

 類型的と誤解されかねないモチーフを多く選択しているが、その仕事を陳腐な古典趣味と峻別するものは、現状、津村を象徴している冷たい「青」であるかもしれない。フタロブルーをベースに独自に混色した「青」、それだけを取り出せば目に痛い印象を受けるが、一方でその異物感が津村の絵画世界を、生活の臭みから切り離す一助となっている。光の反射を丹念に拾い上げ、強くて扱いの難しい「青」を、芳醇で艶やかな机上のドラマとしてまとめ上げる、津村のバランス感覚は稀有であると思う。
(諏訪)


「食卓」をテーマに、静物を通して人の気配や時間の流れを描き出したいと考えています。意識していることは、器や食べ物、手のしぐさなどから人の存在を暗示し、鑑賞者に想像の余白を与えること。そして、冷たい色調の中に赤味を差し込み、生の温度を浮かび上がらせること。17 世紀ヨーロッパ静物画の重厚さと現代的感覚の融合を志向し、油絵具の可塑性と透明性を生かした描写によって、視覚だけでなく五感の記憶にも響くリアリティを追求しています。(津村)

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年12月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
作家名
Kana TSUMURA
津村果奈
経歴
1998年広島県生まれ。2021年武蔵野美術大学卒業制作展優秀賞受賞。24年Dorothy Circus Gallery(ロンドン)にて初海外個展。25年Artglorieux gallery of Tokyoにて個展。
展示予定
11月29日~ 12月12日・ギャラリーアルトン(南青山)「第14回Tre展」/ 12月21日~ 2026年2月13日・曙画廊Enlighten Gallery(台北)「日本のリアリズム - AIブームにおける写実画家たち」に出品。
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