渡辺冴南 《中山間都市Ⅲ》
渡辺冴南 《中山間都市Ⅲ》
- 作品番号
- 25120021
- 価格(税込)
- ¥150,000
(うち消費税相当額 ¥13,636) - 頒布グループ(申込期間)
- ネクストブレイク 最新作50点、一挙紹介(〜2025/12/10)
- 規格
- (額付) 10P(41.0×53.0cm) キャンバス、油彩 2025年
写実界の異才 石黒賢一郎の推し!
再現の彼方における「生成としてのリアリズム」
渡辺冴南は現地に赴き、肉眼による観察を基点として制作を行う。彼の関心は、写実的再現の精度よりも、描く行為の身体性や時間的層、絵具という物質の抵抗が生む知覚の揺らぎに向けられている。それは、現代における「リアリティ」を視覚的模倣としてではなく、経験と知覚の交差面において再構築しようとする試みである。
都市を主題とする本作では、具体的な風景の再現を意図的に回避し、視覚の曖昧さそのものを絵画の問題として提示する。建築の輪郭は幾層もの絵具の沈殿に溶解し、光と空気の層のみが残存する。灰紫を基調とした抑制的な色調は、都市の沈黙と匿名性を響かせ、風景はもはや外界の記録ではなく、知覚の内側で生成される現象として現前する。
渡辺の絵画は、再現の彼方における「生成としてのリアリズム」を探る実践である。
(石黒)
現場主義、実物と対峙し目と身体でスケールや空間を捉えることを念頭に制作をしています。掲載作品は、中山間地域特有の、自然と人工物が相互に支配し合うような都市風景として描きました。実地制作することで絵の中で時間が混在することを意図しています。(渡辺)
【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年12月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
- 作家名
- Konan WATANABE
渡辺冴南 - 経歴
- 2002年大阪府生まれ。23年清風会芸術奨励賞作品展銀賞。25年広島市立大学卒業制作展専攻賞。広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻卒業。第21回世界絵画大賞展協賛社賞。現在、同大学大学院博士前期課程油絵領域在学中。
- 展示予定