井下紗希 《Portrait》
井下紗希 《Portrait》
- 作品番号
- 25120045
- 価格(税込)
- ¥220,000
(うち消費税相当額 ¥20,000) - 頒布グループ(申込期間)
- ネクストブレイク 最新作50点、一挙紹介(〜2025/12/10)
- 規格
- (額なし) 径80cm キャンバス、油彩 2024年
現代洋画の色彩詩人 蛯子真理央の推し!
忘れられない絵肌、本当の個性
数年前に始弘画廊で井下さん本人と作品に出会い、それ以降同画廊での発表を拝見してきた。一度観たら忘れられない絵肌である。安易に〈独特の〉などという言葉は使いたくないが、彼女の作品に接するとやはりそう感じざるを得ない。偏愛とも言えそうな植物への眼差し。ねっとりと匂ってきそうな花弁の表情。そこに描かれているのは華麗で鮮やかな花ではなく、ひっそりと闇夜にしか咲かない花々による秘密の集会のようである。
彼女の作品を鑑賞していると、逆にそこに描かれた植物に見つめられているような気持ちにさせられる。そしてこうも思う。作者は絵画作品(タブロー)を作り上げたいというより、とにかく〈花〉が描きたくて仕方がないのではないだろうか? 聞くところによると、大学1年次のデッサン授業ではいきなり細部から描画し始め、集中しながらそのまま画面全体に拡げていく描き方をしていたそうだ。細部が全体像を作り上げるというのもひとつの制作スタイルである。
本人が出そう出そうとするものではなく、いつの間にか出てしまうものが本当の〈個性〉であるという。そのことを思い出させてくれる作家である。
(蛯子)
自然と感情を融合させた心象風景を描いています。旅や生活をする中で、花壇の花、山や森の木々や岩肌、道端の雑草などのなかでも、目に留まり強く惹かれたものを「物神」と呼び、それらを絵の中で組み合わせ、その時々の自身の感情を表現することで、独自の絵画空間を創り出しています。闇や仄暗さのなかにも秘められた光を感じ、生命の不思議を受け止めていきたいと考えています。(井下)
【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年12月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
- 作家名
- Saki ISHITA
井下紗希 - 経歴
- 1997年神奈川県生まれ。2023年武蔵野美術大学修士課程美術専攻油絵コース修了。25年岡本太郎現代芸術特別賞受賞。未来展、昭和会展ほか。
- 展示予定
- 12月1日~ 13日・始弘画廊(南青山)にて「井下紗希 個展 -Spirit-」。
@photo by Takano Hikaru