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宮田彩加 《VISION残欠 #5》

宮田彩加 《VISION残欠 #5》
作品番号
25120051
価格(税込)
330,000
(うち消費税相当額 ¥30,000)
頒布グループ(申込期間)
ネクストブレイク 最新作50点、一挙紹介(〜2025/12/10)
規格
(額付) 53×53×3cm ミシン糸 2025年
唯一無二の現代美術家 ミヤケマイの推し!
飛び出し、はみ出し、進化するチカラ

 彼女との出会いははるか昔のこと。第2回TERRADA ART AWARDの審査員をさせていただいたときに、その生命力のある作品を見て、「いい作家さんだな」と思った。そのときは入選に留まった(残念ながら審査は多数決なので)ので、声をかけたのを覚えている。それは、まるでどこかの裏路地で綺麗な野良猫と遭遇したときの気持ちに似ていた。祈るような気持ちと感嘆の気持ちが混ざったような…。こうした出会いに恵まれるのは、審査員冥利につきると思う。

 今は梅田阪急の巨大なコンコースに作品を埋めるだけではなく(私も経験させていただいたがあそこは大変)、収まるどころか飛び出しはみ出し梅田駅をジャックし、さらに今は京都髙島屋のウィンドウの中でも彼女のお得意の、新巻鮭が悠々と泳いでいる。工芸や現代アートの作家は、空間構成をしていくとき、そのスケールや見せ方に悩む人が多いが、彼女はどんどん進化して、学習していく。

 その旺盛なトライアル力や大胆さには女性作家ならではの骨太さを感じる。進化していく力は生きていく力である。苦労人の彼女は一度社会人を経験して戻った口。だからこそ美術関連のスタッフなどをしながら制作をこなしていく。そこに見える覚悟と力技は、彼女という作家のありようを示していると思う。
(ミヤケ)


 大学で染織を専攻したことがきっかけで、染めた布に奥行きやボリュームを出すために手刺繍・ミシン刺繍によるオリジナルテクニックを使った制作を始めました。ミシンという世の中に溢れた媒体に意図的にバグを起こすことで現れる糸の層「WARP」シリーズや、支持体の布を無くし、糸だけで構築させていく「Knots」シリーズなど、「エラー:失敗の行為によって新たな価値観が生まれる」を根本にしたテクニックと、生物の形態や、物事の発生や進化の在り方を呼応させた作品作りをしています。(宮田) 

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。2025年12月10日を締め切りに応募を受け付け、複数応募があった作品については抽選して当選者を決定いたします。】
作家名
Sayaka MIYATA
宮田彩加
経歴
京都府生まれ。2012年京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻修士課程染織領域修了。17年京都府新鋭選抜展優秀賞。19年第22回岡本太郎現代芸術賞展入選。24年令和5年度京都市芸術新人賞。25年第35回タカシマヤ美術賞。
展示予定
開催中~ 2026年1月18日・台南市美術館(台湾)「皮膚と内臓―自己、世界、時間」に出品。12月2日~2026年3月15日・ANAインターコンチネンタルホテル東京(赤坂)「石井亨・宮田彩加2人展」に出品。2026年1月14日~ 25日・ギャラリー恵風(京都)にて個展。
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