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大山智子《瀬戸内》

大山智子《瀬戸内》
作品番号
20240002
価格(税込)
224,400
(うち消費税相当額 ¥20,400)
頒布グループ(申込期間)
2024年8月号特集「コレクション事始め」より61点(2024/07/20〜)
規格
額付  10F(45.5×53.0cm) 油彩、カンヴァス 2022年
空と海の境界が溶け合い、島のシルエットだけが浮かぶ瀬戸内海。静謐な時間を感じさせる景色は、空に浮かぶ雲や日本庭園の石庭のようにもみえる。 日本の美意識ともいえる「間の美」の表現を試みた作品。( 大山)


【FACE優秀賞、VOCAなどで注目】
お気に入りのカフェで流れる音楽のように

「お気に入りのカフェで流れる音楽のように、その空間を包み込むことのできる存在としての絵画を目指して描き続けている」と自ら語るように、ナイーブなカタチと温かみのある色彩によるその絵画は、落ち着いた時間と安らぎを観るものに与えてくれる。一瞬の光、湿度、匂いや、風の音、肌に感じる空気感…。そうした五感を通して感じた体験をすべて〈光〉としてとらえ、絵にする。彼女にとって作品は、あの時見た景色であり、絵画でなければならないのだという。
「その一瞬の光景を画面に表現するために、色をおきます。色をおくことでかたちが生まれますが、その色とかたちが四角い画面の中の心地よい場所に落ち着く時、絵画が生まれるのだと思います」
 五感を通して味わいたい、まるで音楽のような絵画。彼女がキャンバスに色を置く作業は、作曲家がピアノの鍵盤に指を置く感覚と近いのかもしれない。

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年8月7日(水)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
作家名
Tomoko OYAMA
大山智子
経歴
おおやま・ともこ
1985年茨城県水戸市生まれ。95年アメリカ居住(サウスカロライナ州)。2009年日本大学芸術学部美術学科絵画コース卒業。11年同大学院芸術学研究科博士前期課程造形芸術専攻修了。21年同大学院芸術学研究科博士後期課程芸術専攻修了。みゆき画廊(銀座)、水戸京成百貨店、高輪画廊(銀座)ほかで個展。22年FACE2022 優秀賞、24年VOCA展2024ほか。
展示予定
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