鈴木琢未《召し上がれB》
鈴木琢未《召し上がれB》
- 作品番号
- 20240012
- 価格(税込)
- ¥220,000
(うち消費税相当額 ¥20,000) - 頒布グループ(申込期間)
- 2024年8月号特集「コレクション事始め」より61点(2024/07/20〜)
- 規格
- 額付 10M(53.0×33.3cm) アクリル、キャンバス 2023年
絵は鑑賞者に見られるものだが、この作品では絵が鑑賞者を見ているという構図にしてみた。互いに見る・見られるという構図は、コロナ禍で起きた自粛やマスクを巡っての市民の相互監視といった緊迫した社会の空気を醸し出している。(鈴木)
【DOJIMA RIVER AWARD、ART EXPO MALAYSIAで存在感】
未だ見ぬ美に触れるために
学生時代から数々のコンクールに入選を果たすことにより、頭角を現し始め、その後は個展を中心とした活動を展開する鈴木琢未。〈日常と美の関係性〉について考えることが、制作の原点にあると言う。
「現在、私たちの日常には、長期化する戦争や気候変動による自然災害の多発などに影響を受けた社会が横たわり、明るい兆しは一向に見えてきません。そうした状況の中、美は人間を救ってくれるのか、という問いが頭に浮んできました。閉塞感を感じる日常の中で美について考え、探求することは、自分の存在意義に直結すると考えています」
とはいえ、何が美であるかを判断するのは人それぞれ。それを理解しながらも、己の暗さや社会の閉塞感を画面の中に反映させながら、強い信念を胸に描き続ける。現在の画家を突き動かすのは「未だ見ぬ美に触れたい」という思いだ。
【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年8月7日(水)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
- 作家名
- Takumi SUZUKI
鈴木琢未 - 経歴
- すずき・たくみ
1995年東京都生まれ。2016年DOJIMA RIVER AWARDS 2016 入選、公募「日本の絵画2016」入選。18年東京五美術大学連合卒業修了制作展、ART EXPO MALAYSIA(マレーシアクアラルンプール)。20年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程修了、個展「ささめく」(大阪髙島屋ギャラリーNEXT)。21年個展「センシティブな内容が含まれている」(Gallery MUMON・東京)。23年個展「オンユアマーク」(大雅堂・京都)ほか。 - 展示予定