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岡本実佳枝《L.O.V.E》

岡本実佳枝《L.O.V.E》
作品番号
20240823
価格(税込)
99,000
(うち消費税相当額 ¥9,000)
頒布グループ(申込期間)
2024年8月号特集「コレクション事始め」より61点(2024/07/20〜)
規格
額付  3S(27.3×27.3cm) 油彩、テンペラ 2023年
付着生物であるフジツボは一度決めた場所から二度と動くことができません。2つの大きなフジツボの間にいくつもの小さなフジツボがあり、 家族愛のようなものと重ねて描きました。(岡本)

【絵と言葉のチカラ展入選(24年)】
対象の枠を越えるリアリズム

 岡本実佳枝は数多くの写実系画家を輩出する広島市立大学出身。生き物の亡がらや植物の葉脈、木目の流れ、人肌の血管に焦点を当て、よく見ないと分からない命のうごめきのようなものを感じながら、生命力や生に対する貪欲な執着心のようなものをリアルに表現する画家だ。
「具象画であり、対象の姿形を写しとることが前提にありながらも、制作過程においては主観的な要素を込めています。そのとき読んでいた本やニュースだったり、自分の過去の出来事や記憶が重なったりすると、途中でありえない色を重ねて絵を壊したり、最初はなかったモチーフを追加したり、感覚的に描くことが多々あります」
 対象と寄り添い、新たな一面を知り、その枠を越えようとするリアリズム絵画。油彩とテンペラによる混合技法の技術も見ごたえのあるもの。ぜひとも入手しておきたい作家。

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年8月7日(水)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
作家名
Mikae OKAMOTO
岡本実佳枝
経歴
おかもと・みかえ
1996年広島県生まれ。19年広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻卒業。23年個展(東邦アート・芝公園)。24年第3回絵と言葉のチカラ展入選。無所属。
展示予定

この作品は販売終了しましたが、作品についてのお問い合わせは受け付けています。

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