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福田彩乃《雪の音》

福田彩乃《雪の音》
作品番号
20240825
価格(税込)
82,500
(うち消費税相当額 ¥7,500)
頒布グループ(申込期間)
2024年8月号特集「コレクション事始め」より61点(2024/07/20〜)
規格
額付 4F(24.3×33.4cm) 日本画
冬の空気に耳を澄ますと、暖かい時期のそれとは少し違うように感じ、不思議と寂しさや切なさも覚えます。そんな冬の匂いや音を感じられるような絵を描きたいと思いました。(福田)

【22年 院展初入選】
穏やかに寄り添える絵を

「想いや記憶、夢など、曖昧で触れられないものに興味があります」と語るのは、現在東京藝術大学大学院に在籍中の福田彩乃。昨年、春と秋の院展に挑戦し、両展で初入選を果たした新星だ。ナイーブな造形と透明感のある色彩で表現される女性像は、「弾む心や、消えることのない痛みといったもの、そうした人々の心に、穏やかに寄り添える絵を描きたい」との思いで表現されるのだという。
 掲載作品の《逃げ水》は、本紙の裏と表の両方から、筆致の揺らぎをともなう墨入れや彩色することで、人の一様ではない面や、複雑な想いを表現。柔らかで息苦しくない画面づくりのため、あえて和紙の質感を活かしたところを多くするといった工夫がなされている。明日の日本画を担う存在として注目したい作家。

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年8月7日(水)午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】
作家名
Ayano FUKUDA
福田彩乃
経歴
ふくだ・あやの
1997年栃木県生まれ。2022年再興第107回院展初入選。23年第87回春の院展初入選、再興第108回院展入選。24年ぎゃらりぃ朋(銀座)にて個展。現在、東京藝術大学大学院博士課程在学中。
展示予定
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