井坂名月子《底》

作品番号

20240832

価格（税込）

￥132,000
（うち消費税相当額 ￥12,000）

頒布グループ（申込期間）

2024年8月号特集「コレクション事始め」より61点（2024/07/20〜）

規格

額なし　35.5×72.5cm　岩絵具、墨、雲肌麻紙

底に沈むものが何に見えるのか、鑑賞者に委ねられる。戦闘機か？　墓標か？　更にその下には何が沈むのか？

【5月 銀座のギャラリーで初個展】
「死と宗教的意識のかかわり」をテーマに

　この春に多摩美術大学大学院を修了、5月に銀座のギャラリーで初個展を開いたばかりの若手作家だが、粗削りな部分があるものの、その表現は新人とは思えないほど深く、味わい深いものだった。とくに修了制作展の出品作《沈黙》には、神秘的かつ圧倒的なパワーを感じることができた。
「〈死と宗教的意識のかかわり〉をテーマに、人物や宗教的にシンボリックなモチーフを用いて、世界中の見えないところに居る孤独な存在を自己の中に再現することを目的とした表現を行っています」（井坂）
　これからの展開と成長にぜひとも注目してほしい作家の一人。コレクターの支持によっては、石田徹也、松井冬子といったスケールの大きなアーティストに成長する予感も。

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年8月7日（水）午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】