藤田遼子《夜のプール（toys）》

作品番号

20240840

価格（税込）

￥110,000
（うち消費税相当額 ￥10,000）

頒布グループ（申込期間）

2024年8月号特集「コレクション事始め」より61点（2024/07/20〜）

規格

額付　6F（31.8×40.9cm）　油彩、テンペラ、パネル

あの頃、生活の近くにあったプールが今でも描きたいものとして私の中にあります。作品は油彩とテンペラ絵具を使って描いています。プールの水の明るい部分は胡粉を擦り込むようにして作りました。テンペラ絵具のマットで少し透明感のある独特の質感がとても好きです。（藤田）

【美術新人賞デビュー入選（15年）、FACE展入選（18年）】
ちょっぴりシュールが魅力

　北海道出身。武蔵野美術大学および同大学院で油画を学んだ藤田遼子は、物語性の高い作品を手がける画家。一方で、プールのある情景をしばしば描き、FACE展ほかのコンクールに入選を果たしている。油彩とテンペラの混合技法で描かれるその作品は、独特なゆらぎや浮遊感を持つもので、透明感のある青が印象的なシリーズだ。
「子どもの頃住んでいた家の隣は市営プールでした。夜、家の窓から隣の市営プールがよく見えました。昼間に水しぶきをあげて遊んでいたプールの水が、しん、と静かに水面を平らにしていて、急に大きな水のかたまりとしての存在感を強くしているようでした」
　ちょっぴりシュールな画面も作家の持ち味。代名詞的な小品をぜひご堪能あれ。

【この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2024年8月7日（水）午後5時を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。締切後もお問い合わせは可能です。】